naomi & goro & 菊地成孔

calendula

Jul 12, 2011

commmons


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ボサノバとジャズの関係は当初から微妙だった。
ジョビン自身が語っている、「ジャズに影響されたことはない」と。
ボサノバはジャズになってはいけないし、ジャズはボサノバにはなれない。
だから、とてもピンポイントの狭い領域でだけ2つの音楽は共棲する、危うい関係だ。
危ういことは妖しく、妖しいものは魅力的だ。
坂本龍一

ジョアン・ジルベルト直系のオーセンティックなボサノヴァ・デュオnaomi & goroと日本ジャズ界の鬼才、菊地成孔によるコラボレーション・アルバム”calendula”がついに完成!!
21世紀の「ゲッツ/ジルベルト」ともいえる今作は、ジョビン、ホール&オーツ、プリファブ・スプラウトなどのカヴァーを始め、伊藤ゴローと菊地成孔の書き下ろし新曲を含む全11曲を収録!ジャケットには、伊藤ゴロー × 菊地成孔 × 中原仁(音楽プロデューサー/ラジオ番組制作者/選曲家)の鼎談を掲載!

収録曲
01. The King of Rock’ n Roll (Prefab Sprout / Patrick Joseph McAloon)
02. Cinema (Michael Franks / Antonio Carlos Jobim)
03. Brigitte (Brigitte Fontaine / Olivier Bloch-Laine)
04. Two Kites (Antonio Carlos Jobim)
05. One on One (Hall & Oates / Daryl Hall)
06. The Girl from Ipanema (Norman Gimbel / Vinicius de Moraes / Antonio Carlos Jobim)
07. So Tinha de Ser Com Voce (Aloisio de Oliveira / Antonio Carlos Jobim)
08. A Banda (Chico Buarque)
09. カレンジュラ (伊藤ゴロー)
10. Aquarela do Brasil (Ary Barroso)
11. いちばん小さな讃美歌 (菊地成孔)
※( )内はオリジナルアーティスト/作家

produced by Goro Ito & Naruyoshi Kikuchi

all songs arranged by Goro Ito & Naruyoshi Kikuchi
except 4, 8, 9 arranged by Goro Ito

naomi & goro & 菊地成孔
Naomi Fuse: vocal
Goro Ito: guitar
Naruyoshi Kikuchi: soprano, alto & tenor sax, piano (tr, 11), cembalo


Musicians
Rafael Barata: drums (tr.2,4,7)
Jorge Helder: bass (tr.2,7)
Akita Goldman: bass (tr.3,5,6)
Gen Ogimi: percussion (tr.3,6)
Andre Mehmari: piano (tr.3, 4, 7, 9)
Seigen Tokuzawa: cello (tr.4)


recorded by Kentaro Ino, Yasuo Hiruma, Rafael Barata
recorded at Pastoral Sound
mixed by Kentaro Ino
masterd by Tom Coyne
masterd at sterling sound

art direction & design: Ed TSUWAKI
photography: Seiji Shibuya
hair & make: Eiichi Ikeda(ZEND+)


やさしい朝の光で目を覚ます。おいしいミルク、焼きたてのパン。 当り前で、少し贅沢な一日の始まり。その感覚に身を委ね時計の針が1周すると、残照が自らの心模様を写し出す。そんな上質な日常を感じさせる1枚。
青森県立美術館 エデュケーター / 乗田菜々美

真夜中のボサノバ
スタイリスト/岡尾美代子

おいしい空気、と言ってみたい鳴りと響きです。 今作はコラボレーションで、ますますの引力です。 電車、乗り過ごしてしまいました。
雑誌『IN/SECTS』編集者 / 中村悠介

リラクシンで、でも、ゆるみはなくシャキッとしていて、ヘルシーな音楽。 みんなの音の粒立ちが事後処理ナシで完璧にピークがそろってて、見習いたいと思いました。
大谷能生

naomi & goroさんがブラジル音楽に置いた軸足はブレることがない。巷に溢れるフェイク・ボサとは一線を画すのは当然だ。そこに絶妙な選曲と菊地さんのナイスなアプローチ!サブ・トーンで埋め尽くさずともこのフォーマットでのマナーは守れるのですね。 本物のボサノヴァ、それ以上に”良い音楽”です。
アーティスト・音楽プロデューサー / 冨田ラボ・冨田恵一

静謐という名の煎餅をバリッと噛む。 気持ちいい音がするが、その音によって空間がより静謐になるという希有なコラボレーション。
映画監督 / 根岸吉太郎

正しいボッサ・ジャズ・選曲が重なると、 やはり正しい佇まいとなった。 手に持つグラス・頬を撫でる風・望洋とした空想を それらにゆだねると、 やはり正しく静かな高揚が、立ち上がった。
株式会社スマイルズ代表取締役社長 / 遠山正道

ジャンル云々ではなく、21世紀の東京でこそ生まれた最上級のポピュラーミュージック、そんな風に感じます。 もちろん半世紀以上前のオリジナルなボサノヴァに敬意を表しつつ、今のぼくらに最もフィットするサウンド。どんな音色が心に届くか、どんなフレーズが心を揺らすか、このアルバムを繰り返し聴いてると感じることができますよ。毎晩、窓を開けてゆったりと聴いています。
fish for music/POTOMAK / 北村泰広

さみしいときや、悲しいとき。 誰かのことを想ったり、好きになったとき。 つかれたときや、うれしかったとき。 どんなときにも僕らの傍に寄り添ってくれる、 気持ちの良い音楽が届きました。 もちろん、ティータイムのBGMにもぴったりです!
Afternoon Tea TEAROOM (IVY,INC./Afternoon Tea Music担当)/ 藤原隆

旅先でふいに訪れる心地良い隙間。 外は雨がいい、そして深夜がいい、いや薄く陽が差した午後もいい。 ずっとずっとくるまっていたい 心地良い隙間のようなアルバムです。
COMMON GROUND/CREEKS. / 谷川義行

おなじみのポップスをボサ・ノヴァアレンジでカバー、といったコンセプトの商品に食傷気味のリスナーは多いでしょう。 それらとの差別化のため奇を衒うのではなく、あくまでオーセンティックなスタイルで勝負してるところに、演奏者の確固たる美意識と矜持を感じました。
京都恵文社一乗店店長 / 堀部篤史

聴いている間は、まるで夢か幻をみているかのようでした。 相反するものの共存が生み出した別次元の音楽。 歴史に残る1枚です。
カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ・マスター / 堀内隆志

記憶や気持ちに、香水みたいに香りを残す『calendula』。 「Brigitte」がトップ・ノートで、「The Girl From Ipanema」はミドル・ノート、ゴローさんの「カレンジュラ」に菊地さんの「いちばん小さな讃美歌」とおふたりの書き下ろしのラストノートまで。音と声の隙間から、少しずつ変化しながら。まるみを帯びたよい匂い、こぼれ落ちてくる。そして最後は、祈りのような余韻の中に。
エッセイスト / 甲斐みのり