《クリスタル・ケージ・カレッジ》第9回
詩人で造本家の平出隆と、ギタリストで作曲家の伊藤ゴローを軸にして、
国立にミニマルカレッジが開講中。
その名は《クリスタル・ケージ・カレッジ》、略称CCC。
本に囲まれ、美術、音楽、言葉を中心に、
世界のさまざまな美しいもの、透明なものに触れて、
静かに味わう時間をどうぞ。
___________________________________________________________
第9回 2017年4月29日(土・祝)18:30~20:30
小講義 伊藤ゴロー「捨てられた雲のかたちの──Triptyque」
小講義 青木淳「立原道造の建築」
小講義 平出隆「書簡詩の手法──詩学以前 1」
TonePoetry[朗読:平出隆 ギター:伊藤ゴロー]
———————————————————————
会場:PAPERWALL CAFE nonowa国立店
料金:受講料2,300円+1ドリンク500円 合計2,800円(税込)
定員:30名
参加のお申込み、お問合せは電話、メール、店頭にて行います。
定員に達し次第締切りとさせていただきます。ご了承下さい。
PAPERWALL CAFE nonowa国立店
Tel:042-843-0261
pw.n.kunitachi@orionshobo.com
主催:オリオン書房・PAPERWALL・PAPERWALL CAFE
制作:333DISCS
協力:Tokyo Publishing House
https://www.facebook.com/CrystalCageCollege/
___________________________________________________________
[ゲスト講師]
青木淳(あおき じゅん)
1956年、横浜生れ。建築家。生涯に設計できる住宅は、せいぜいアルファベットの文字数くらいだろうと、設計した住宅にアルファベット1文字を与え《アルファベット・セット》を展開している。現在までのところ、A、B、c、G、H、i、J、K、L、M、N、O、R、S、T、U、Y、Zまでの18軒があり、残すところはD、E、F、P、Q、V、W、Xの8軒になっている。公共建築としては、《馬見原橋》(1995年)、《遊水館》 (1993年)、日本建築学会作品賞を受賞した《潟博物館》(1997年)、《青森県立美術館》(2006年)、《大宮前体育館》(2013年)、《三次市民ホールきりり》(2014年)などがある。商業建築としては、世界各地のルイ・ヴィトンの店舗がある。また 《U bis》(2002年)では、アーティストとしての創造性を見せ、《あいちトリエンナーレ2013》では、杉戸洋とユニット「スパイダース」名義で、《赤と青の線》を制作している。2004年度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。2017年3月に、選者として「建築文学」を集めた『建築文学傑作選』を刊行。
___________________________________________________________
平出隆(ひらいで たかし)
1950年北九州市生れ。国立市在住。一橋大学卒。詩人、作家、造本家、多摩美術大学教授。《via wwalnuts 叢書》や《crystal cage 叢書》など、革新的な方法で新しい「紙の本」の出版活動を展開。読売文学賞、紀行文学大賞、木山捷平文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、藤村記念歴程賞、造本装丁コンクール経済産業大臣賞、最優秀翻訳図書賞(アメリカ)など。小説『猫の客』は国際的ベストセラーとなり、20カ国語以上での翻訳が決まっている。また、伊藤ゴローのアルバム《GLASHAUS》《POSTLUDIUM》《捨てられた雲のかたちの》のジャケットデザインも手掛け、ゴローのギター演奏と共にする詩の音読による《TonePoetry》も展開。
伊藤ゴロー(いとう ごろー)
1964年青森市生れ。国立市在住。作編曲家、ボサノヴァ・ギタリスト、音楽プロデューサー。ボサノヴァ・フィーリングを感じさせる独自のソロ活動(MOOSE HILL名義他)でボサノヴァ~クラシック〜ロックとジャンルを横断し音楽を探求。伊藤ゴロー+ジャキス・モレレンバウム《ランデヴー・イン・トーキョー》でブラジル・ディスク大賞2位を受賞。2013年ブラジル・ディスク大賞受賞《GETZ/GILBERTO+50》他プロデュース作品も多数。青森県立美術館でのサウンド・インスタレーションへの出品、平出隆との《TonePoetry》、原田知世の歌と朗読の会《on-doc.(オンドク)》など多方面での活動を行う。2017年3月《捨てられた雲のかたちの In the Shape of an Abandoned Cloud》をソングエクス・ジャズよりリリース。
https://itogoro.jp