伊藤ゴロー『捨てられた雲のかたちの』米子公演 with 佐藤浩一

31 Mar, 2018 @ 鳥取 ゆう&えんQホール

伊藤ゴロー『捨てられた雲のかたちの』米子公演

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2018年3月31日(土)
開場18:00 開演19:00
出演 伊藤ゴロー(ギター)、佐藤浩一(ピアノ)
料金 前売3,500円 当日4,000円
E-mail calmscenesss@gmail.com

会場:ゆう&えんQホール (米子市淀江町西原1332-55)
(靴を脱いでいただくホールです)
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時間と空間を越境するギタリスト、伊藤ゴロー
美しく想像力を掻き立てられるソロ3部作
『GLASHAUS』『POSTLUDiUM』『捨てられた雲のかたちの』
ギターで狂おしいほどの情熱を込めて演奏する繊細で精緻な独自の メロディーと和声を、今回はジャズ・ピアニストとしてだけではなく、各方面から注目を浴びる気鋭のアーティスト佐藤浩一とのデュオで描きます。

今まで数多く観たライブの中でも、最も感動したともいえる印象的な公演が 2017年の Goro Ito featuring Jaques Morelenbaum 岡山蔭凉寺公演でした。 世界的な活躍をするジャキス・モレレンバウムのチェロの音色はえも言われぬ美しさだったけれど、何よりも伊藤ゴローさんの内省的詩情、内に秘めたる情感が心の奥に突き刺さりました。また昨年リリースされた『捨てられた雲のかたちの』は、 ゴローさんのアヴァンギャルドなサウンド、様々な土地で独自で貫いてきた音が立ち現れてくるようで心震えずにはいられません。

『GLASHAUS』を初めて聴いた時の感覚は特別なものでした。 遠い記憶が呼び起こされるような懐かしい気持ち 胸を締め付けられるほど切ないけれど、 その繊細な音の中に、狂おしいほどの情熱が宿り ふんわり優しいグレーの余韻が果てしなく広がっていきました。

伊藤ゴローさんの作品は、その高い音楽性はもちろんのこと、 タイトルの響き、ジャケットの美しさにも心奪われます。 ジャケットデザインは3作品とも詩人・散文家であり造本家の平出隆さんによるものです。 『GLASHAUS』では架空の国の切手を作り続けたドナルド・エヴァンズの余白たっぷりのデザイン。 『捨てられた雲のかたちの』のタイトルは平出隆著『若い整骨師の肖像』から。 ジャケットは平出隆のprivate print postcard 046から。 音楽と結びついて空想する時間が、この上もなく幸せな時間です。 ゴローさんの音楽を通じて、多くの方と溢れ出る喜びの部分を分かち合いたい、と心から思います。