言葉と美術 – 平出隆と美術家たち

24 Nov, 2018

http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/next.html

DIC川村記念美術館
11月24日(土)閉館後
詩の音読とギター演奏
平出隆 × 伊藤ゴロー

■詩の音読とギター演奏
要予約10/26(金)受付開始
※時間・料金・予約方法等の詳細は10月中旬発表予定です。

言葉と美術 – 平出隆と美術家たち
平出隆(1950~ 詩人、多摩美術大学教授)は、数々の詩集を世に問うとともに、国際的なベストセラーとなった小説『猫の客』で広く知られています。近年は執筆にとどまらず、本そのもののあり方を探究しながら、最小限の形態による出版物を手がけ、自身の著作にまつわる写真を使ってデザインし印刷するポストカードのプロジェクトも行っています。これらは世界的な美術家たちとの深い対話から生み出された実践といえます。

本展は、平出隆によって立てられたこれまでにない観点から、「言語」と「美術」が鋭く交差するところに生まれる「対話」の多様な形態に注目し、DIC川村記念美術館の収集作家を含む美術家たちについて、作品に関わる言葉や出版物などとともにあらたな光を当てることをめざすものです。言葉が通常のかたちから離れ、造形性を伴いながら拡散してゆく独自の概念「空中の本」を踏まえた会場構成は、建築家青木淳が担当します。

[出品作家:ジョゼフ・コーネル、ドナルド・エヴァンズ、加納光於、河原温、中西夏之、奈良原一高、岡崎和郎、瀧口修造、若林奮 ほか]

平出隆よりメッセージ
よく「美術家は言語を使わずに制作する」 と言われますが、それは少し単純にすぎる見方ではないでしょうか。卓越した美術家たちは、彼らの選びとる物質や観念の内部から、人類がまだ使わなかった言語を精妙に聴き出してくるからです。しかも、彼らひとりひとりから、それぞれに異なる無二の言語が発せられる。そのような言語を聴き取りたい。そのような言語は、私たちの思考よりさらに先を行き、私たちを豊饒な美と知の世界へと導いてくれるものですから。建築家の青木淳さんが、世界初という「透明梁」を設計して、この言語を展覧会会場の「空中」につかまえて見せてくれます。

ひらいで たかし
1950年、福岡県生まれ。一橋大学卒。詩人・作家・批評家。その詩は散文との重層領分に及び、『胡桃の戦意のために』(芸術選奨文部大臣新人賞)、『左手日記例言』(読売文学賞)、『猫の客』(木山捷平文学賞)、『ベルリンの瞬間』(紀行文学大賞)、『伊良子清白』(芸術選奨文部科学大臣賞 自装で造本装幀コンクール経済産業大臣賞)など多彩。『伊良子清白全集』編纂をふくむ清白関連全業績で藤村記念歴程賞。ドナルド・エヴァンズ、河原温、加納光於とのあいだに成る美術関連書のほか、《via wwalnuts叢書》や《crystal cage叢書》など、造本や装幀の実験的な仕事もある。大江健三郎により「詩の中から新しい散文を生み出す詩人」とされる。98年度ベルリン自由大学客員教授。多摩美術大学図書館長、教授、芸術人類学研究所所員。尚、本展のベースといえる言語や書物についての著作『遊歩のグラフィスム』(岩波書店)『私のティーアガルテン行』(紀伊國屋書店)がある。

http://takashihiraide.com/

関連プログラム

■トークイベント①
平出隆 × 青木淳(建築家)
10月13日(土)13:30-15:00 会場=レクチャールーム

■トークイベント②
平出隆 × 郡淳一郎(オルタナ編集者) × 澤直哉(ロシア文学者)
1月13日(日)13:30-15:00 会場=レクチャールーム

|ご予約方法|
受付開始日10:00よりEメールにて先着順に承ります。

■担当学芸員によるギャラリートーク
10/27(土)、11/17(土)14:00-15:00
14:00エントランスホール集合

■ガイドスタッフによる定時ツアー
上記イベント開催日を除く毎日14:00-15:00
14:00エントランスホール集合

入館料
一般 1,300円
学生・65歳以上 1,100円
小中学生・高校生 600円

※コレクション展示もご覧いただけます。
※本展のチケットで庭園もご利用いただけます。
※学生と65歳以上の割引適用には学生証や保険証などの身分証明書が必要です。
※美術教育サポートプログラムもご活用ください。(1クラス 3,500円)
開催中の展覧会
コレクション展示
2018年8月31日(金)-10月5日(金)